【新唐人2014年8月14日】中共メディアの「新京報」は8月10日、違法な臓器移植を手がける犯罪組織を暴露しました。その犯罪に関わった移植医の朱雲松は、かつて電話調査を受けた際、法輪功学習者の臓器も使ったことを認めていました。
「新京報」の報道によると、広州軍区総医院・腎臓移植科の副主任、朱雲松は2010年、ある医薬品業者に、脳死患者の腎臓を調達するよう求めていました。
この業者は朱雲松との関係を保つために、快諾しました。それから約5か月後、業者は江西省武装警察医院と関係の深い臓器密売組織から、腎臓を21個調達し、朱雲松に提供しました。
近年、中国における違法な臓器移植が大きな物議を醸していますが、中共メディアによって、軍関係の病院の関与が報道されたのは初めてです。
法輪功迫害追跡調査国際組織 責任者・汪志遠さん
「2006年に中共による法輪功臓器狩りが明かされてから、当局は盛んに臓器密売事件を報道しています。焦点を臓器狩りからそらすためです」
朱雲松は、かなり以前から違法な臓器移植に携わっていました。実は2006年、法輪功迫害追跡調査国際組織による電話調査を受けた際、法輪功学習者の臓器の使用を認めていたのです。
法輪功迫害追跡調査国際組織
「広東軍区総医院の朱主任ですか?」
朱雲松
「そうだ」
法輪功迫害追跡調査国際組織
「北京304医院の者です親戚2人が304医院にいますが、腎臓が足りません。そちらに法輪功の腎臓は?」
朱雲松
「法輪功のは少ない」
法輪功迫害追跡調査国際組織
「少しはあると?」
朱雲松
「B型なら大丈夫だ。もし来られるなら、5月1日までに手配できる」
法輪功迫害追跡調査国際組織
「その間に法輪功の腎臓が得られたら、連絡してください」
朱雲松
「とにかく来てください」
この調査組織は去年9月、電話調査の録音20本を発表しました。移植医から臓器密売組織、中共の常務委員、裁判官、そして警官まで、彼らへの調査により、大陸では法輪功学習者からの臓器狩りが大規模に行われていることが確認されました。
法輪功迫害追跡調査国際組織 汪志遠さん
「大量の証拠が示すように、少なくとも2000年から中国では臓器移植が急増しています。主な場所は軍や地方の移植センターです。驚くほどの数です。個別に起きた事件ではなく、中共の組織的な犯罪です」
臓器狩りは法輪功迫害の残忍な手段ですが、江沢民時代に始まって以来、この15年間、当局はずっと情報を厳しく制御してきました。しかし今、中南海で権力闘争が激しさを増す中、軍隊と武装警察の病院が違法な臓器移植に関わっていたことが中共メディアに明かされました。しかし、これは氷山の一角に過ぎません。より多くの謎が、なおも闇に包まれています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/13/a1130025.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)